認知症予防、黒崎にカフェ 毎月第3火曜日 健康チェックや相続無料相談も [福岡県]

アーケードに設置されたカフェで、くつろぎながら会話を楽しむ参加者たち
アーケードに設置されたカフェで、くつろぎながら会話を楽しむ参加者たち
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 認知症や介護について、くつろぎながら語り合うオープンカフェの「黒崎まちなかオレンジカフェ」(認知症介護カフェ)がJR黒崎駅前(八幡西区)のアーケードで月1回、開かれている。予防などに向けた認知症介護カフェの屋外での実施は北九州市内では初めてという。企画する社会福祉法人もやい聖友会(八幡西区鉄王)の権頭喜美恵理事長は「高齢者が街に出かけるきっかけにしたい。黒崎の活性化にもつなげたい」と語る。

 カフェが開かれる黒崎カムズ一番街は昨年、公道などを開放する国家戦略特区の認定を受け、毎月第3火曜日に雑貨や食べ物を販売する出店が並ぶ「黒崎マルシェ」を開いている。

 同法人は9月からマルシェに参加。テーブルやいすを置き、コーヒーやオレンジジュース、お茶などのドリンクを1杯100円で販売する。お年寄りたちが気軽に足を運べるよう、看護師が血圧や肺年齢、握力などを測定する無料の健康チェックコーナーを設けるほか、楽しく遊べる「ケアトランポリン」も設置。アーケードでは行政書士らのグループも連携する形で、相続無料相談会を開く。

 9月の第1回は健康チェックだけで30人ほどが参加。今月16日にあった第2回もおしゃべりを楽しむお年寄りの姿が広がった。友人同士という同区の七俵孝子さん(87)と掛橋輝子さん(84)は「初めて参加しました。外でくつろげて楽しかった」と、ともに満足そうな笑みを浮かべた。

 次回は11月20日の予定。権頭理事長は「カフェを通して、認知症に対する理解も深めたい。今後は認知症のサポーター養成講座なども考えていきたい」と話している。

=2018/10/31付 西日本新聞朝刊=

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