【街 みらい】日めくり1枚に1店の特典 クーポン付きカレンダーで商店街振興 各地にノウハウ伝授へ [福岡県]

「まつり起業祭八幡2018」に合わせ、開設されたクーポレンダーの販売コーナー=2日、八幡東区の八幡中央区商店街
「まつり起業祭八幡2018」に合わせ、開設されたクーポレンダーの販売コーナー=2日、八幡東区の八幡中央区商店街
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表紙にヤハタンがデザインされたクーポレンダー
表紙にヤハタンがデザインされたクーポレンダー
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 八幡東区の八幡中央区商店街で地域振興などに取り組むグループ「中央町連絡協議会・結(ゆい)」は、商店街協同組合と連携して来年用のクーポン付き日めくりカレンダー「八幡東区中央町クーポレンダー」を製作し、今月から販売を始めた。50店舗が協力。日めくり1枚につき1店で、商品割引などのサービスが受けられる。組合は衰退に悩む他の商店街にもノウハウを伝授する方針。

 結は年に4回、「100円商店街」を開いたり、「まちなかコンサート」や「まちなかシアター」を実施したりして、にぎわい作りに取り組んでいる。だが、「イベントの開催日は人が集まるが、恒常的に足を運んでもらう取り組みも必要」(結の白石正雄事務局長)と考え、山形県新庄市の商店街が全国に先駆けて実施したクーポレンダーを導入することにした。

 1部千円で3千部を発行。表紙にはご当地グルメ「八幡ぎょうざ」のPRキャラクター「ヤハタン」をあしらった。元日以降、日をめくるたびに「1品(500円相当)サービス」(飲食店)▽「整体10分延長無料(千円相当)」(整骨院)▽「2千円相当のヘッドスパを無料サービス」(美容室)-などの特典が記載されている。

 白石事務局長(68)は「1年間毎日使用すると、35万円相当お得になる。再来年以降も続けていくために、どのクーポンが人気を集めたかなどデータも取って生かしたい」と意気込む。

 商店街は製鉄所の「門前町」として、昭和20年代から40年代終わりごろまで繁盛し続けたという。老舗婦人服店の5代目で組合理事長の馬場堅太郎さん(49)は「現在の通りは寂しく、クーポレンダーを通して初めてのお客さんが遊びに来てくれれば」と期待する。

 組合は他の商店街にもノウハウを伝え、取り組みを各地に広げていきたい考えだ。宇都宮修専務理事(77)は「クーポレンダーに関心があれば、こちらから積極的に説明へ出向きたい。仲間が増えればより一層注目され、活性化につながる」と話している。

=2018/11/05付 西日本新聞朝刊=

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