【街 みらい】用途変更で利用促進 東芝工場、スペースW跡地 北九州市都市計画審 病院など建設可能に [福岡県]

用地の整備が進む東芝北九州工場の跡地=小倉北区
用地の整備が進む東芝北九州工場の跡地=小倉北区
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 北九州市は5日、市都市計画審議会を小倉北区のホテルで開き、同区の東芝北九州工場(約4・5ヘクタール)と八幡東区のスペースワールド(SW、約27・8ヘクタール)の両跡地を、再開発できるようにする用途地域などの変更を承認した。市は県と調整し、12月上旬に正式決定する。今後、市政の大きな課題ともなっている両跡地の開発が本格的に動きだす。

 東芝北九州工場は1920年に創業し、2012年9月に生産を終了。「工業用途」の利用見込みがなくなった一方、立地の良さから周辺の居住者は増えており、病院や学校、住居などの建設を可能とする「第1種住居地域」などに用途変更することが承認された。

 東芝は1月、用地を「教育」「医療」「生活」の3ゾーンに分割して売却する方針を公表。その一環で市は土地の一部を取得し、小倉北特別支援学校を移転、建て替えることを検討している。教育以外でも、市都市計画課は「複数の引き合いがある」と説明する。

 一方、SWは昨年末に閉園。東田東部地区の地区計画はSWとしての土地利用が前提となっていることから、土地所有者の新日鉄住金側が地区計画変更を提案。「ショッピングやエンターテインメント、カルチャー、食などが融合した大規模集客施設を整備する」ことを、地区計画の新たな目標とすることが承認された。

 跡地の開発業者イオンモールは、アウトレットモールなどを選択肢に再開発する意向。新たな施設は21年の開業を目指している。

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 東芝は用途変更を受けて5日、西日本新聞の取材に「跡地の整備が終わるのは来年1月ごろ。具体的な土地の売却先は決まっていないが、既に公表したコンセプトに沿って検討している」と説明した。

=2018/11/06付 西日本新聞朝刊=

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