さらば「修羅の国」…自虐ネタで必死のPR 芋洗坂係長さん起用動画を制作 北九州市 [福岡県]

北九州市への赴任が決まった芋洗坂係長さん。「修羅の国」のテロップが流れ、頭を抱え不安をあらわにする
北九州市への赴任が決まった芋洗坂係長さん。「修羅の国」のテロップが流れ、頭を抱え不安をあらわにする
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子どもとヘルメットをかぶり暗い表情で道を歩く芋洗坂係長さん(右)
子どもとヘルメットをかぶり暗い表情で道を歩く芋洗坂係長さん(右)
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人の優しさに触れ、さまざまな観光地を巡り「暴力の街」の印象が消えた2人。ヘルメットも脱ぎ去った
人の優しさに触れ、さまざまな観光地を巡り「暴力の街」の印象が消えた2人。ヘルメットも脱ぎ去った
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 さらば「修羅の国」よ-。インターネット上で「暴力の街」とも呼ばれ、治安が悪い印象が根強い北九州市。負のイメージを一掃しようと、市や福岡県警、地元住民団体でつくる「小倉繁華街PR大作戦実行委員会」が、地元出身のお笑いタレント芋洗坂係長さんを起用した動画を制作し、動画投稿サイトのユーチューブで公開している。自虐ネタを畳み掛け、安全安心な街のPRに必死だ。

【動画はこちら】

 動画は、東京都内の企業に勤める係長が課長に昇任し、北九州市への赴任が決定した場面から始まる。「修羅の国」のテロップが流れ、頭を抱える芋洗坂係長さん。「気をつけて」と同僚に声を掛けられ、小学生の息子ともども、送別の品としてヘルメットを贈られる。

 着任後、2人はヘルメットをかぶっておびえるが、意外にも優しい人々に会う。子どもは観光施設で北九州の魅力を体感。芋洗坂係長さんは夜の繁華街を楽しみ、2人はヘルメットを脱ぐ-という筋立てだ。

 2014年の特定危険指定暴力団工藤会の壊滅作戦以降、関与が疑われる発砲や襲撃事件はなくなり、犯罪認知件数も激減。市担当者は「北九州は住みよい街になりました」と話す。

 動画名は「NANTIONショートドラマ『STOP!!こわいイメージ』」。

=2018/11/08付 西日本新聞朝刊=

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