地下道の落書き消す 北九州塗装協組など、3時間かけ作業 [福岡県]

地下道の落書きをペンキで消す北九州塗装協同組合の人々
地下道の落書きをペンキで消す北九州塗装協同組合の人々
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 街の落書き消しのボランティアを約20年間続けている北九州塗装協同組合は16日、国土交通省九州地方整備局などと共同で、北九州市戸畑区東大谷1丁目の国道3号下にある「鞘ケ谷(さやがたに)地下道」(全長19メートル)の落書きを消す活動を行った。落書きを放置すれば、新たな落書きや犯罪、非行を誘発する恐れがあり、積極的な対応を進めている。

 鞘ケ谷地下道では、両側の壁一面にスプレー缶などによる落書きがあり、天井の一部にも広がっていた。戸畑署には夏ごろに市民の苦情が寄せられ問題となっていたことから、署が同組合などに協力を求めていた。

 落書き消しには、夜間パトロールなどに取り組むNPO法人「日本ガーディアン・エンジェルス」北九州支部の職員なども含め約20人が参加。約3時間かけて落書きの上から白いペンキを塗った。

 地元の大谷第一地区自治会会長、檜山弘之さん(75)は「地下道は大事な生活道路だが、夜は女性や高齢者は怖くて利用しづらかったので、ありがたい」と感謝。戸畑署の担当者は「落書きの問題を身近に感じてもらうため、多くの団体と取り組んでいきたい」としている。

 来月8日には、同区の戸畑高と北九州市立高の各美術部の生徒が、落書きを消した地下道で壁画を描く予定。同組合は「十数年前は高速道路の橋桁などで特に落書きがひどかったが、最近は少しずつ改善しているように感じる」と話している。

=2018/11/17付 西日本新聞朝刊=

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