若松と戸畑もっと近く 1日「若戸大橋無料化記念感謝祭」 「間の会」重信代表、長年の夢かなう [福岡県]

戸畑区の商店主らでつくる「間の会」代表の重信寛さん
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 有料道路の若戸大橋と若戸トンネルが12月1日、無料化される。同日、洞海湾を挟んで戸畑と若松で同時開催する「若戸大橋・若戸トンネル無料化記念感謝祭」は、戸畑区の街づくり団体「間(あわい)の会」代表重信寛さん(67)の長年の夢だった。

 「小さな街、戸畑の良さを生かそう」と2012年に商店主たち5人で間の会は結成された。会の名前には人と人の「間」を笑顔でつなげるという願いを込めた。きっかけは若戸大橋開通50周年に合わせて開いたのみの市。集まった参加店が「皆戸畑の街が好きだし、活動を継続させよう」と発足した。仲間の輪は広がり、現在は約40店が参加する。

 戸畑区は人口約5万8千人、面積16・61平方キロメートルで、北九州市内7区の中では人口も面積も最小。規模を追い求めても限界がある。重信さんたちは「規模よりも、住みたい街を作りたい」とのみの市を開いたり、メンバー同士で協力して商品を販売し合ったりしてきた。一方で活動する中で感じたのが、若松との心理的な距離の遠さ。海を挟んですぐ目の前なのに街づくり団体同士での協力も少なかった。「いつか両岸でイベントを開けたら」。温め続けてきた構想が、若戸大橋無料化という追い風でかなった。

 12月1日は若松区のメイン会場で雑貨店や飲食店など27店を集めた「クリスマスマーケットin久岐の浜」を開く。重信さんは「戸畑も若松も個別に人を集めるには力不足で、協力するしかない。若戸大橋の無料化は、気持ちの距離も縮めると思う」と期待を寄せた。

■マルシェ、渡船、電飾…催し多彩

 「若戸大橋・若戸トンネル無料化記念感謝祭」で開かれる多彩なイベントをどう楽しむか。記者がプランを組んでみた。

 まずは若松側からスタート。メイン会場の久岐の浜広場では午前11時半からイベントが始まる。北九州市出身の詩人、詩太(うーた)さんと段ボールなどでミニ若戸大橋を作るワークショップや、若松、戸畑双方の名物を販売する「若戸マルシェ」などがある。

 会場から5分ほど歩くと、大橋のたもとの明治町銀天街とエスト本町の両商店街に。正午から午後5時まで「若松商店街大感謝祭」として、祝いの餅まきや地元産トマトの早食い競争などが楽しめる。

 レトロなたたずまいが人気の旧古河鉱業若松ビルで振る舞われるぜんざいを楽しみつつ、若松南海岸通りを若松渡場まで歩くと、渡場横の洲の口公園に。「WAKATO RED EAT」では「ぺったん若松焼き」やから揚げなどの地元グルメがお薦めだ。

 食を満喫したら渡船に乗ろう。この日は午前10時から午後9時まで無料運航している。約3分の船旅を終えると、戸畑渡場近くのメイン会場、大橋公園と戸畑親水緑地に到着。午後3時40分から、若松の五平太ばやしの演奏や、戸畑祇園大山笠の天籟寺(てんらいじ)大山笠のおはやし披露などがある。

 同4時50分からは大橋のライトアップ、若松南海岸通りのイルミネーション点灯は同5時10分に始まる。洞海湾に浮かぶ華やかな光景は「インスタ映え」すること請け合いだ。

   *    *

 問い合わせは、「若松商店街大感謝祭」について、商店街連合会事務局=093(751)0329▽ぜんざいについて、若松区役所総務企画課=093(761)5321▽その他、市建設局道路維持課=093(582)2274。

=2018/11/30付 西日本新聞朝刊=

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