【街 みらい】北九州市長選3候補に聞く(上) 北橋市政は何点ですか? [福岡県]

北九州市長選に立候補した3氏。左から届け出順に、永田浩一氏、北橋健治氏、秋武政道氏
北九州市長選に立候補した3氏。左から届け出順に、永田浩一氏、北橋健治氏、秋武政道氏
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 いずれも無所属の3人が立候補した北九州市長選(27日投開票)。共産党県委員会常任委員の新人永田浩一氏(53)=共産推薦、4選を目指す現職の北橋健治氏(65)、地元水産加工会社社長の新人秋武政道氏(58)は、直面する市政の課題にどう取り組んでいくのか。「3期12年」の北橋市政の評価など、八つの質問に回答してもらった。(届け出順)

「3期12年」の北橋市政の評価は100点満点で何点?

 永田氏 「50点」 若戸大橋・若戸トンネル無料化、学校耐震化、エアコン設置など前進した面がある。一方、2007年の市長選で掲げた「採算の取れない大型箱物への税金投入はしない」「退職金は廃止」「任期は3期まで」の公約を破り、八幡市民会館、城野遺跡などの活用、保存を求める市民や専門家の声は無視。消費税増税、築城基地の米軍化などの安倍政治への対応は事実上言いなりで、スタジアム、下関北九州道路など巨大開発を進めている。

 北橋氏 「80点」 人口減が続き、スペースワールド閉園などの課題が生じたため減点。一方、子育て支援評価は7年連続で政令市トップ。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)のモデル都市、2020年の東アジア文化都市に選ばれた。G7エネルギー大臣会合が開かれ、国家戦略特区で介護ロボットの実証が先進的に行われているほか洋上風力発電などの拠点化も進む。市立八幡病院、総合療育センターも整備。暴力追放運動で治安が改善した。

 秋武氏 「20点」 増やそうとしていた市内総生産額は立地企業の撤退などで3兆6000億円(2015年度、名目)まで落ちている。昨年末から始まった若戸大橋・若戸トンネルの無料化は「公共施設マネジメント」に基づく施設削減、公共料金値上げの流れとは逆行する愚策ではないのか。唯一評価できるのは新市立八幡病院の建設。

今回の市長選で最も訴えたいことを3点教えてください

 永田氏 (1)市民の声を生かし、消費税増税など安倍政治にモノ言う市政への転換(2)巨額の事業費を投じる下関北九州道路計画を中止し、暮らしと防災対策の強化(3)雇用吸収力の高い中小企業支援を強化し、仕事と雇用の創出を図る

 北橋氏 (1)SDGsのトップランナー自治体となり「日本で一番住みよい街」を目指す(2)洋上風力、ロボット産業の育成、北九州空港活用などの成長戦略で人口の社会動態をプラス化(3)都心商業地を再生、八幡東区東田地区を新たな都心に

 秋武氏 (1)政治面では、住民の声が市政に反映する街(2)生活面では、安全・安心で夢をかなえられる街(3)新産業面では、最先端のテクノロジーを生み出す街―を目指していく

※北九州市長選3候補に聞く(中)

=2019/01/16付 西日本新聞朝刊=

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