産業革命遺産の歩み学ぶ115点 いのちのたび博物館で企画展 [福岡県]

官営八幡製鉄所の成り立ちなどを紹介する特別展
官営八幡製鉄所の成り立ちなどを紹介する特別展
写真を見る
会場には官営八幡製鉄所が製造した鉄道のレールも展示されている
会場には官営八幡製鉄所が製造した鉄道のレールも展示されている
写真を見る

 北九州市立いのちのたび博物館(八幡東区東田2丁目)で、特別展「世界遺産のまち 北九州と明治日本の産業革命遺産」が開かれている。世界文化遺産「官営八幡製鉄所」の構成施設が間近にある博物館で、製鉄所の成り立ちや北九州の近代史を学ぶことができる。2月11日まで。

 企画展は3部構成で115点を展示。第1部の「鉄都・八幡の誕生」は、官営八幡製鉄所建設の過程を写真や工場の設計図などで紹介する。入り口では製鉄所を俯瞰(ふかん)した1910年の写真を横5メートル、縦3・6メートルに引き延ばした巨大スクリーンがお出迎えする。

 第2部の「石炭と鉄がつくった工業都市・北九州」は産炭地・筑豊の歴史も交え、北九州の発展を振り返る。旧八幡市の地図や飯塚市出身の炭鉱絵師、山本作兵衛の原画もある。

 第3部の「富岡製糸場-もう一つの『明治日本産業革命遺産』/官営工場」では、官営八幡製鉄所と同様に民間の模範となるべく設立された官営模範工場の富岡製糸場(群馬県)を紹介する。

 同館の日比野利信学芸員は「展示を通して北九州の歴史的な位置や存在感が分かる。見学後は、実際に旧本事務所などの世界遺産を博物館から歩いて見に行ってほしい」と話した。

 開館時間は午前9時~午後5時。常設展観覧料のみで入場できる。大人500円、高大生300円、小中生200円。博物館=093(681)1011。

=2019/01/22付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]