お寺でイルミネーション 若松・浄楽寺 極楽浄土イメージLED10万個 [福岡県]

「気軽にお寺に来てほしい」と話す麻生曉文住職
「気軽にお寺に来てほしい」と話す麻生曉文住職
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鮮やかなイルミネーションの光に包まれる浄楽寺
鮮やかなイルミネーションの光に包まれる浄楽寺
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 国道199号沿いにある若松区の浄楽寺が、約10万個のLEDライトによるイルミネーションに包まれ、地域や通行者の人気を集めている。麻生曉文(あきふみ)住職(43)は「お寺に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。

 点灯を始めたのは10年ほど前。檀家(だんか)からもらった電飾でイチョウの木を飾った。その後、年を追うごとに規模を拡大。今では毎年、年末から翌年1月末にかけ極楽浄土をイメージして寺の外壁、植木、塀などを彩っている。

 遠くは、熊本県からイルミネーションを見に来る人もいるという。地元住民の要望もあり今季から、点灯時間を1時間延長した。毎日午後6時から同11時まで光らせている。

 「檀家さんだけでなく、地元の人々が気軽に立ち寄ってくれる場所にしたい」と麻生住職。イルミネーションは、この思いを実現する方法の一つだという。

 イルミネーションに加えて2017年からは毎年、ジャズで若松区のまちおこしに取り組む市民団体「若松で音楽を聴く会」と協力し、寺の本堂でジャズライブを開く。昨年は、約200人が入る本堂も満員となる盛況ぶりだった。

 「人口減少や高齢化で、地域が元気がなくなるのは嫌だ。しっかり本業もしながら、時代に合った取り組みで地域に活気を呼び込みたい」と麻生住職。穏やかな語り口の中に、強い思いを込める。

=2019/01/22付 西日本新聞朝刊=

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