AI窓口受け付け実用化 北九州大院生・長野さん開発 顔認証でデータ蓄積 “常連”には方言対応も [福岡県]

長野さんが開発した窓口受け付けシステム
長野さんが開発した窓口受け付けシステム
写真を見る
長野陸さん
長野陸さん
写真を見る

 北九州市立大大学院修士1年の長野陸さん(21)が、人工知能(AI)で企業の来訪者を学習して応対する窓口受け付けシステムを開発した。顔認証でデータを蓄積し、度々訪れる「常連」には、システムのイメージキャラクターが方言で気さくに話し掛けるようになる。4月にも、同市内の東証2部上場企業に納入する予定。

 長野さんは優秀な成績者に認められる飛び級入学で院に進学。同大のひびきのキャンパス(若松区)内に事務所を構え協働するITベンチャー「QUANDO(クアンド)」で、インターンシップ(就業体験)に取り組んでいる。

 受け付けシステムの開発はインターンシップの一環で、同社のエンジニアの指導を受けながら長野さんが中心となって昨年夏スタートした。

 来訪者は会社の受付窓口に設置された端末を操作。北九州の「少しやんちゃな若い女性」(長野さん)をイメージして同社のデザイナーが描いたキャラクター「倉子」が、部署の場所を案内したり電話で担当者を呼び出したりする。来訪者の顔認証で以前に来社した時期も記憶し、「また来てくれたん」などと「北九州弁」であいさつする。

 長野さんは「地元企業の要望に沿ったシステムができた。北九州らしさを感じてもらえると思う」と胸を張った。

=2019/02/02付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]