【動画あり】小倉祇園太鼓が国重文に 地元歓喜、長年の尽力実る [福岡県]

「小倉祇園太鼓」の国重要無形民俗文化財指定の答申を受け、くす玉割りをする小倉祇園太鼓保存振興会の中村会長(左から4人目)ら関係者
「小倉祇園太鼓」の国重要無形民俗文化財指定の答申を受け、くす玉割りをする小倉祇園太鼓保存振興会の中村会長(左から4人目)ら関係者
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昨年の7月、JR小倉駅前で威勢良く太鼓をたたく小倉祇園太鼓の打ち手たち
昨年の7月、JR小倉駅前で威勢良く太鼓をたたく小倉祇園太鼓の打ち手たち
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 国の文化審議会が「小倉祇園太鼓」(小倉北区)を重要無形民俗文化財にするよう答申した8日、小倉祇園太鼓保存振興会(中村眞人会長)など地元の関係者たちは「長年にわたる尽力のたまものだ」と喜びに沸いた。

 小倉祇園太鼓は今年400周年を迎え、博多祇園山笠(福岡市)、戸畑祇園大山笠(戸畑区)とともに福岡の「夏の三大祭り」といわれている。「博多」と「戸畑」はいずれも約40年前に国の重要無形民俗文化財に指定されており、三大祭りの一角の「小倉」にとって指定は長年の目標だった。

 同振興会は2001年ごろ、重文指定の足掛かりとして「国選択無形民俗文化財」の指定を北九州市に働き掛けたこともあったが、思うように進まなかったという。

 転機となったのは14年春。「博多」「戸畑」の関係者とともに東京で三大祭りのPRを行ったことがきっかけで、文化庁職員らとのパイプが生まれ、市とともに陳情を開始。文化庁による視察を経て、16年には国選択無形民俗文化財に。市も小倉祇園太鼓を調査した有識者の報告書を文化庁に提出するなど官民一体で取り組んできた。

 小倉祇園太鼓は、太鼓の両面打ちによる独特のリズムと演奏が特徴。答申では、祭りが太鼓芸を中心に発展してきた点が評価された。

 この日、小倉北区役所では同振興会と市が記念のくす玉割りをし、記者会見。北橋健治市長が「大変喜ばしいこと」と述べ、中村会長も「400周年という記念すべき年に指定されたのは誠にうれしい。地元の子どもがここで生まれ育ったことを誇りに思えるような祭りに進化させたい」と話した。

    ◇      ◇

■草刈正雄さんも喜びのコメント

 北九州市出身で昨年2月から「北九州市制55周年アンバサダー」を務める俳優の草刈正雄さんは「昔から祭りが始まる1カ月ぐらい前から、大人も子どもも集まり太鼓を練習していました。私にとって祇園太鼓は小倉での一番の楽しみでした。今年で400周年を迎える小倉祇園太鼓が、多くの方に末永く愛される祭りとなるよう祈念いたします」とのコメントを出した。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

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