沿道の25万人声援熱く 北九州マラソン [福岡県]

疾走するランナーを沿道に詰め掛けた住民らが声援で後押しした
疾走するランナーを沿道に詰め掛けた住民らが声援で後押しした
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3位に入賞し、記念撮影する金子幸司選手(中央)
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 好天に恵まれた17日の「北九州マラソン2019」。全国をはじめ、韓国や台湾など海外からもランナーが参加した。沿道では、住民ら約25万人(主催者発表)がランナーに声援を送り、小倉牛や若松産トマトなどの名産が振る舞われ、力を振り絞るランナーを後押しした。

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金子幸司選手が現役引退 3位入賞に晴れやか

 北九州マラソン2019を最後に現役を引退した選手がいる。黒崎播磨陸上部の金子幸司選手(30)=八幡西区。同僚や家族が見守る中でフルマラソン男子の部で3位に入賞した。

 山口県下関市出身。中学2年のとき、駅伝大会で部員の少ない陸上部の応援要員に駆り出されたのをきっかけにバドミントン部から陸上部に転部。陸上人生が始まった。高校でも陸上を続け、箱根駅伝への出場を夢見て強豪の城西大(埼玉)に進学した。だが、チームは箱根駅伝に出場するも、自身はメンバーに選ばれず、出場はかなわなかった。

 悔しさをバネに入部した黒崎播磨陸上部ではチームの柱に成長。全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に6度も出場した。だが、近年は成績が伸び悩み、引退を決断した。

 「自分の最後の走る姿を仲間や家族に見てほしい」とラストランの場に選んだ北九州マラソン。ゴールすると、妻と息子に笑顔で迎えられた。「力を出し切りました」。晴れやかな表情で汗をぬぐった。

=2019/02/18付 西日本新聞朝刊=

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