「中津街道」活用へ検討委 築上町で発足、振興策探る [福岡県]

中津街道の面影を残す築上町湊地区
中津街道の面影を残す築上町湊地区
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 小倉北区から築上町を通り大分県中津市に至る「中津街道」を生かした地域の活性化を目指そうと、中津街道保存活用検討委員会が築上町で発足した。

 委員会は町議会や、町教育委員会、地域おこし団体の代表ら官民の10人で構成。まずは中津街道を広く知ってもらうことを優先し、街道を生かした街づくりや地域振興に取り組む。

 13日に町役場で開かれた初会合では、会長には町議の塩田文男氏、副会長に県文化財保護指導委員の尾座本雅光氏を選出。委員が街道を歩いたり、往時の姿が分かる看板などを設置したりすることを確認した。2カ月に1回のペースで委員会を開催し、第2回目は4月に開くという。

 事務局を務める町教委生涯学習課によると、中津街道は小倉城下の常盤橋から中津城下までの全長52キロで、江戸初期に整備された主要幹線道路だった。このうち、約8キロが築上町内を通る。かつて数多くの豪商や宿屋、商店が軒を並べていたという。

 現在、街道跡は生活道路の一部として利用されていて、椎田宿や湊地区などはかつての面影がある。また、町内で脇街道の求菩提道(寒田道)、香春道、英彦山道(秋月往来)に分岐。道標が残っている。

 委員の1人は「将来的には他の自治体とも連携し、中津街道に光を当てていきたい」と話している。

=2019/02/21付 西日本新聞朝刊=

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