持続可能な開発目標(SDGs)実現へ 「若者にアピール」漫画パンフレット 北九州市が6000部作成 [福岡県]

市が作成した、SDGsを漫画で解説するパンフレット
市が作成した、SDGsを漫画で解説するパンフレット
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カードゲームでSDGsについて考えを深める高校生たち
カードゲームでSDGsについて考えを深める高校生たち
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 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs=エスディージーズ)」の実現に取り組む北九州市は、市内の若者にSDGsへの理解を深めてもらおうと、パンフレット「マンガで分かる! SDGsってなに?」を作成した。

 SDGsは、2015年の国連サミットで採択された加盟国の共通目標で、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」など30年までに達成すべき17項目の「ゴール」が設定されている。

 経済協力開発機構(OECD)は18年、同市の公害克服の取り組みなどを評価し、SDGsのモデル都市に選定。官民による「北九州SDGsクラブ」が立ち上がっている。

 パンフレットはB5判で40ページ。同市ゆかりの若手漫画家3人が描いた。SDGsについての解説のほか、同市がカンボジアの首都プノンペンで行っている水道事業の技術協力など、具体的な事例を紹介している。

 パンフレットを作成した市企画調整局政策調整課は「漫画だとSDGsの入門として取っつきやすい。目標の実現に向けて、若い人たちも考えるきっかけにしてほしい」と話している。

 パンフレットは6千部作り、市内の全ての中学校、高校、大学に配布した。市民センター、市立図書館、「北九州SDGsクラブ」ホームページでも閲覧できる。

 問い合わせは同課=093(582)2156。

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高校生らが活動報告 16校150人が参加 西日本工業大小倉キャンパス

 「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組む高校生らが活動報告などを行うイベントが21日、小倉北区の西日本工業大小倉キャンパスであった。

 北九州市の主催で、16校約150人の生徒が参加。敬愛高(門司区)は、地元商店街の活性化のため、商店主らと協力した200円均一マーケットのイベントなどを報告。SDGsが掲げる「住み続けられるまちづくりを」などについて取り組んでいるとした。

 また、若松商業高(若松区)は地元企業と協力して弁当などの物品を開発したり、小学生とともに販売実習したりした事例を紹介した。

 生徒たちはSDGsを学ぶカードゲームも体験。カードに書かれた貧困や飢餓といった課題をどう解決するかなどをグループに分かれて話し合った。

 講演した北九州市立大の真鍋和博教授は「目標の実現に向け、どんなことが個人で取り組めるのか考えてえてほしい」と話した。

 八幡南高1年の船津俊冶さん(16)は「具体的な取り組みは初めて知ることが多かった。もっと学習していきたい」と話した。

=2019/03/22付 西日本新聞朝刊=

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