県消防学校の新校舎、嘉麻市に完成 救援物資倉庫を整備 [福岡県]

高層ビルでの火災発生を想定した救助訓練
高層ビルでの火災発生を想定した救助訓練
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県消防学校の新校舎完成式典で行われたテープカット
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 嘉麻市牛隈の嘉穂工業高跡地に移転した県消防学校の新校舎完成式典が10日、あった。新校舎には災害時の救援物資を集積する備蓄倉庫、倒壊家屋からの救助訓練施設などを新たに整備した。

 福津市にあった旧学校は1973年の建設。老朽化のため、県は総工費約70億円で2013年度から造成・建設を進めてきた。敷地面積は旧学校の約2・2倍の約8万3千平方メートル。嘉穂工高の校舎と体育館は改修し、活用した。

 一般住宅を再現した家屋火災消火訓練施設、水深が最大で5メートルある水難救助訓練用プール、放水やロープ渡りの屋内訓練場、ヘリポートなども新しく設けた。備蓄倉庫には仕分けスペースも確保した。

 式典には消防関係者ら約230人が参加。小川洋知事は「消防、防災の知識を培い、災害現場で遺憾なく発揮することを期待している」とあいさつ。高層ビルで火災が発生したという想定の公開訓練もあり、飯塚地区消防本部の隊員らが、はしご車などを使って逃げ遅れた人を救助した。

 福岡市消防局を除く県内各地の新人消防隊員計123人が13日に入校し、115日間の訓練に臨む。

=2017/04/11付 西日本新聞朝刊=

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