沖ノ島体感映像制作へ 世界遺産推進会議の本年度事業 [福岡県]

福津市で開かれた世界遺産推進会議
福津市で開かれた世界遺産推進会議
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 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産推進会議が17日、福津市で開かれた。7月に迫った登録可否決定を前に、入域制限がある沖ノ島の遺跡に実際にいるような体験ができる映像の制作や、島影を見ることができるスマートフォン向けのアプリ開発など、登録機運を盛り上げる新たな事業計画が承認された。

 会議は県、宗像市、福津市をはじめ経済、文化教育団体と住民代表などで構成。2017年度は県と2市の負担金計5100万円を基に、沖ノ島祭祀(さいし)遺跡の映像とアプリ作成(544万円)▽PR活動や東京でのシンポジウム開催など(1066万円)▽登録決定の瞬間をパブリックビューイングで中継するイベント開催など(452万円)-といった事業を行う。

 このうち映像制作は、岩上や岩陰にある祭祀(さいし)跡を実際に歩いているように撮影。実物大に近い映像で、宗像大社そばの「海の道むなかた館」(宗像市深田)で7月以降に上映する予定。島影をスマートフォンで見ることができるアプリは、沖津宮遥拝所(ようはいじょ)(同市大島)を訪れたものの、悪天候で沖ノ島が見えないときの観光客向けに開発する。

 会議では、沖ノ島周辺海域に観光目的で近づく船への対策を、宗像大社や漁協を交えて継続的に論議しているとの報告もあった。

=2017/04/18付 西日本新聞朝刊=

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