8河川でも油汚染 潮干狩りに影響も 箱崎ふ頭貨物船火災 [福岡県]

油が砂浜に流れ着いた百道浜
油が砂浜に流れ着いた百道浜
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 福岡市東区箱崎ふ頭で24日発生した貨物船の積み荷火災で、流出した燃料の油が博多湾や河川にも広がっているのが確認され、県や市は27日、回収作業を強化した。市は湾内での潮干狩りや百道浜地区での遊泳を当面控えるよう呼び掛けるなど、人出が多くなるゴールデンウイーク(GW)期間中にまで影響が及ぶ恐れが出ている。

 県河川課などによると、河口からの油の流入が見つかったのは、那珂川▽御笠川▽樋井川▽室見川▽金屑川▽名柄川▽十郎川▽鯰川-の8河川で、市東部の河川では確認されていない。火災鎮火後から貨物船の周囲に県などがオイルフェンスを張っていたが、波で油がフェンスを乗り越えるなどして、風や潮の流れで西方に広がったとみられる。取水地がある上流部までは到達しておらず、上水道への影響はないという。

 回収作業は、貨物船が契約している保険会社が船を出して当たっているほか、27日には市漁業協同組合の漁船や県の取締船など10隻以上が参加し、吸着マットを海上に投げ入れるなどしている。28日以降も作業を続ける予定。

 この日、百道浜の砂浜では油で黒く汚れた漂着物が確認された。室見川河口近くに住む大道彰彦さん(79)は「きょうは朝から油の臭いが漂い、釣り仲間も『しばらく無理だ』と引き揚げた。GWは潮干狩りを楽しめないんじゃないか」と案じた。

=2017/04/28付 西日本新聞朝刊=

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