子育て環境、6年連続1位 北九州市、小児医療の充実評価 [福岡県]

24時間365日、小児の患者を受け入れる市立八幡病院の小児救急センター
24時間365日、小児の患者を受け入れる市立八幡病院の小児救急センター
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 男女共同参画社会の実現に取り組むNPO法人が全国20政令市の子育て支援の取り組みについて調べた2016年度の「次世代育成環境ランキング」で、北九州市が6年連続1位になった。調査が始まった05年度以降、1位を逃したのは10年度(2位)だけ。小児医療が充実していることが高く評価されている。

 NPO法人は「エガリテ大手前」(東京)で、調査は「出産環境」「乳幼児保育」「児童保育」など7項目について、施設や定員、従業員の数などを調べて点数化し、総合順位を付けている。2位は京都市、3位は熊本市だった。

 北九州市の評価を項目別でみると、子どもの急病に24時間365日対応できる病院が4カ所あることから「小児医療」が前年度に続いて1位。2011年度以降、年度当初の待機児童数ゼロを達成しており、「乳幼児保育」は3位。病院・診療所、医師・看護師の数が多いとして、「出産環境」も4位に入った。

 一方、放課後児童クラブの定員が少ないとして前年度15位にとどまった「児童保育」は10位に順位を上げた。市子ども家庭局は「共働きでない家庭も含め希望するすべての小学生を受け入れる『全児童化』の取り組みが評価されたのでは」としている。

 エガリテ大手前の古久保俊嗣(しゅんじ)代表は「子育て世帯が住みやすい環境づくりのために、調査では医療体制が整っていることを最重視しており、小児医療が充実する北九州市の評価が高くなった」と説明した。

=2017/05/20付 西日本新聞朝刊=

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