スキーで重軽傷59件 15年度の県立高修学旅行 県議会一般質問 [福岡県]

 城戸秀明県教育長は15日、県立高の多くが修学旅行で実施しているスキーで、2015年度は生徒が重軽傷を負う事故が59件起きていたことを明らかにした。県教育委員会によると、14年度は62件、13年度にも61件の重軽傷事故があった。

 同日始まった県議会6月定例会の一般質問で、民進党・県政県議団の佐々木允氏に対して答弁した。

 15年度の59件の内訳は、骨折12件▽捻挫18件▽打撲や挫傷16件など。スキー以外の修学旅行では、生徒のけがは5件だった。

 県教委によると、15年度は全日制94校のうち大半の学校が北海道や長野県でのスキーを含む修学旅行を実施(別コースとの選択制の学校を含む)。対象生徒の7割超の約1万6千人が参加した。スキーが多い理由について城戸教育長は「本県にない冬の大自然やスポーツに触れ、スキー技術の習得もできるため好評を得ている」と述べた。

 事故防止に向けては「万全を期さなければならない」とし、各校は滑降コース設定や教員配置などの安全対策を、事前にスキー場関係者と協議しているという。

 一方、スキー以外ではシンガポール、台湾といった海外への渡航、首都圏での大学や企業への訪問などを取り入れている学校もある。佐々木氏は「修学旅行をもっと多様化するべきでは」と質問。これに対し城戸教育長は「特色ある取り組みを各校に紹介し、校内での議論を促す」と答弁した。

=2017/06/16付 西日本新聞朝刊=

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