「恐怖の研究所」に挑戦 県青少年科学館で夏の特別展 [福岡県]

うつぶせになって床をはうと、背後の鏡に映った自分が壁を登っているように見える
うつぶせになって床をはうと、背後の鏡に映った自分が壁を登っているように見える
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体の動きに合わせてかわいい動物が現れる「まやかしの森」
体の動きに合わせてかわいい動物が現れる「まやかしの森」
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近づくとガタガタと震え出す墓。怖さで泣きだす子どももいた
近づくとガタガタと震え出す墓。怖さで泣きだす子どももいた
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 久留米市東櫛原町の県青少年科学館で夏の特別展「Dr.パープルからの挑戦状 恐怖の研究所を制覇せよ!」が開かれている。真夏の暑さを忘れさせてくれる「恐怖」がテーマ。ストーリー仕立てで、最新の科学を駆使した仕掛けが楽しめる。子どもだけでなく、大人の好奇心もくすぐられるに違いない。記者が体験してみた。

 会場に足を踏み入れると、いきなり真っ暗な空間が待ち受けていた。「くらやみの洞窟」だ。足元の光る石を頼りに先に進むと、通路を遮るように赤く光るレーザーが見える。そっと触れてみると、天井の赤色灯が光り、けたたましく警報が鳴り響く。Dr.パープルの研究所に侵入者があったことを知らせているのだ。急いで逃げなきゃ。

 洞窟を抜けると、目の前がいきなり明るくなった。「まやかしの森」。部屋には巨大スクリーンが二つあり、体の動きに合わせて、ウサギや小鳥、チョウなどかわいらしい動物がスクリーンに飛び出してくる。その先には、大きな蛇がすむという「底なし沼」。下に落ちないよう、慎重に丸太や石の上を渡りきる。

 「体を動かす仕掛けがたくさんあり、子どもたちも飽きないようです」という関係者の言葉に納得した。

 再び薄暗い空間へ。十字架や墓が並ぶ「恐怖の墓場」だ。大人になっても、こういう空間は苦手だ。恐る恐る前を通ると、ガタガタと音を立て、墓が震えだした。その先には球体が6個並ぶ。球の前にある足場に乗ると、水色やピンク、黄色に光り出す。Dr.パープルによってよみがえろうとしている死者の魂だという。物語の世界に、いつの間にか引き込まれる。

 企画展を訪れていた広川町の中広川小5年、人見愛琉(あゆ)君(10)もその一人。「どうして石が光ったり、お墓が震えたりするのか考えるのが楽しかった」と興味深そうに話してくれた。

 いよいよDr.パープルの研究所が見えてきた。だが、簡単には入れない。うつぶせになって床をはう。すると、背後の鏡に映った自分が壁を登っているように見える。鏡の中に見える研究所までもう少しだ。

 その先の部屋にあるのは3枚のガラス。この中のどこかにDr.パープルが隠れている。弱点は光だという。どうすれば倒せるのか。その方法は…。

 結末は内緒にしておこう。それぞれの仕掛けに施されている最新科学を学べるDr.パープル展は夏休みの自由研究にもぴったり。さあ、冒険に出かけよう。

    ◇      ◇

 Dr.パープルからの挑戦状 恐怖の研究所を制覇せよ! 31日までの午前9時半~午後4時半(土日祝日と14、15日は午後5時まで)。一般400円、4歳~高校生200円。土曜は高校生以下無料。県青少年科学館=0942(37)5566。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=

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