朝倉市・秋月の店舗、元気に営業中 豪雨風評で観光客減、「自然を楽しんで」 [福岡県]

3連休の最終日、多くの食事客でにぎわうだんごあん
3連休の最終日、多くの食事客でにぎわうだんごあん
写真を見る

 朝倉市を代表する観光地の一つ秋月地区。九州豪雨で飲食店や土産物屋の被害はなかったにもかかわらず、風評被害で客足が落ちた。豪雨から1カ月以上がたち、にぎわいを取り戻しつつあるが、例年に比べると観光客は少ない。各店舗は被災地の現状に心を痛めながらも「秋月は元気です。筑前の小京都と呼ばれる町並みや自然を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 秋月街道の旧八丁越沿いにある茶屋「だんごあん」。清流沿いに桟敷席が造られ、森林が日差しを遮り、透き通った川の水から冷気が上がる人気スポット。13日、多くの観光客が地鶏「古処鶏」の串焼きや流しそうめんに舌鼓を打っていた。松木宏隆社長(51)は「3連休で少しはお客さんが戻ったが、まだ寂しい」。

 松木さんによると、豪雨後、「お店は大丈夫ですか」「道は通れますか」と県内外から問い合わせがあり、7月は例年の3分の1程度の集客だったという。夏休みは荒天を除き、営業する予定で「暑い日が続くので、涼やかな秋月の自然と食事を満喫してほしい」と話した。

 白壁の家々が並ぶ中心街でも、カメラを片手に歩く観光客が減ったが、多くの店舗が通常通り営業を続けている。

 筑前秋月和紙処では、和紙作り体験のキャンセルが相次いだが、井上賢治さん(52)は「朝倉全体が沈んだ雰囲気の中、できることをやりたい。和紙作り体験は参加者募集中です」。朝倉の郷土料理「蒸し雑煮」を販売する蕎麦(そば)処「秋月池田屋」の田中修さん(63)は「全国的に珍しい蒸し雑煮が夏にも食べられる。県内外に元気の良い朝倉をPRしていきたい」と述べた。

 秋月観光の問い合わせは市商工観光課=0946(52)1428。

=2017/08/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]