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河野裕子短歌賞に修猷館高の埋金桜子さん 初々しい恋心詠み最高賞 同一校から2年連続 [福岡県]

短歌を思いついたらスマートフォンにメモするという埋金桜子さん
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 修猷館高(福岡市早良区)の文芸部員で2年の埋金(うめがね)桜子さん(16)が、「第6回~家族を歌う~河野裕子短歌賞」の「青春の歌」高校生の部(4127首応募)で、最高賞の河野裕子賞を獲得した。昨年も同校の文芸部長だった3年の雪吉千春さん(17)が最高賞に輝いており、同部として2年連続の快挙となった。埋金さんは「雪吉さんから、作った歌を講評してもらい勉強できたおかげ」と先輩に感謝している。

 受賞作は〈読みかけの文庫のように連れてって休日の君もっと知りたい〉。初々しい恋心を詠んだ歌だが、「実体験ではありません」と埋金さん。今春、家族で出掛ける際、持っていく文庫本を選んでいてひらめき、創作したという。

 選者の歌人永田和宏さんは「上句の比喩が素晴らしい。いつも学校で会う君ではなく『休日の君』と一緒にいたい思いを、『読みかけの文庫のように連れてって』というところに、うーんと感嘆した」と講評を寄せている。

 埋金さんは小学6年のころ、書店で寺山修司さんの青春歌集の文庫本を見つけ「装丁がきれいだから買った」のが短歌に興味を持つきっかけだった。古い言葉遣いではない作品に「こんな短歌もあるんだ」と新鮮さを感じたという。

 実際に創作を始めたのは文芸部に入った今年4月から。登下校中や、部屋でのんびりしているときに歌のアイデアが浮かび、すぐにスマートフォンのメモアプリに書き込むという。

 11日には京都市の京都女子大で表彰式がある。両親と出席する予定だ。

=2017/11/10付 西日本新聞朝刊=

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