松末地区が復興案集約 児童も発表、朝倉市に提案へ [福岡県]

砂防ダムなどの位置を地図に書き込む松末地区の区会長ら
砂防ダムなどの位置を地図に書き込む松末地区の区会長ら
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 九州豪雨で大きな被害を受けた朝倉市松末(ますえ)地区の全11集落が2日夜、集落ごとに話し合った復旧・復興案や行政などへの要望をまとめ、市内で報告会を開いた。
今後、松末地区全体の復興案として行政に提案し、朝倉市が来年3月策定を目指す市復興計画への反映を求めていく。

 松末地区は豪雨前、約720人が住んでいたが、被災後は約3分の2が地区外に住み、地区再生が大きな課題になっている。

 復旧・復興案では、隣接する集落への集団移転案や、川の拡幅、道路の新設、災害公営住宅や農地整備などが出された。ホタル公園や災害記念館の設置も紹介された。各集落が希望する砂防ダムなどの建設場所も地図に記した。

 校舎が被災した松末小の児童6人も案を発表。「校舎を改築して遊び道具を貸し出す施設にしたり、学校を楽しい公園にしたらいい」「松末のシンボルとなるモニュメント設置を」などと提案した。

 案を取りまとめる自治組織、松末地域コミュニティ協議会の伊藤睦人会長(73)は「大人の意見だけでなく子どもたちの声も大事にしたい。復興計画に取り入れてもらえるようにしていきたい」と語った。

=2017/12/04付 西日本新聞朝刊=

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