口や靴下のにおい測定体験 「アラフィフ」好結果にホッ 八幡東区で「香りのふしぎ展」 [福岡県]

強烈な悪臭だった「シュールストレミング」
強烈な悪臭だった「シュールストレミング」
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「かおりちゃん」の鼻に向かって息を吹きかけると、口臭をチェックしてくれる
「かおりちゃん」の鼻に向かって息を吹きかけると、口臭をチェックしてくれる
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「くんくん」と靴下のにおいをかぐ計測犬のはなちゃん
「くんくん」と靴下のにおいをかぐ計測犬のはなちゃん
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 香りの歴史やさまざまなにおいについて紹介する「香りのふしぎ展」が北九州市八幡東区東田の北九州イノベーションギャラリーで開かれている。自分の口臭や靴下のにおいを測定する体験コーナーもあるという。こちらは汗をかきまくったときや夜遅くまで働いたときに「加齢臭」が気になる「アラフィフ」の身。ちょっと怖さはあるが好奇心もくすぐられ、会場に足を運んだ。

 最も気になる体験コーナーは展示後半にあった。まずは靴下のにおいから測定。小さくてかわいいロボットの犬「におい計測犬はなちゃん」に恐る恐る足を近づけた。同ギャラリー広報・集客マネージャーの森永昭宏さんがはなちゃんの背中のスイッチを押すと、「くんくん」と靴下を嗅ぎだすではないか。

 しばらくすると、はなちゃんが足元でじゃれだした。「おめでとうございます。最も良い結果です。はなちゃんがいいにおいと認めてくれました」と森永さん。測定結果は3通りあって、ちなみに「ふつう」は、はなちゃんが「ワンワン」とほえるだけ。「さいあく」は、はなちゃんが気絶するという。

 隣には箱から顔を出した「測定女子のかおりちゃん」という機器があった。「私が合図をするまで鼻に大きく息を吹きかけてくださいね」とかおりちゃん。昼食を取り、歯を磨いていなかったので、こちらも不安だったが、言われる通りに「フーッ」と息を吹きかけた。ドラムロールの音に続いて「キンコンカンコン」と鐘の音が鳴り響いた。「甘酸っぱい、いい香り。全く問題ないわ」とかおりちゃん。こちらの測定結果は4通り。「合格!」という最も良い結果に胸をなで下ろした。

   ◇    ◇

 体験コーナーではさまざまなにおいを嗅ぐこともできる。入り口に「DANGER(危険)」と書かれた興味がそそられる小部屋があった。入るだけで異臭が漂う。壁には「世界の悪臭にチャレンジ!」とあり、中に何か入った三つの透明な箱が並んでいた。それぞれ「ペットのにおい」と「加齢臭」、世界一臭い食べ物といわれる塩漬けのニシンの缶詰「シュールストレミング」が入っているという。

 それぞれ、箱のふたを開けると、ペットと加齢臭は不快だが、どこかで嗅いだことがある想像通りのにおいだった。真ん中にあった「シュールストレミング」のふたを最後に開けてみた。くさったどぶに腐乱した魚たちが混じったというか、形容し難いにおいで、思わず「うえっ」と吐きそうになった。

 このほか、会場では動物が危険を察知したり、親子を識別したりするなどの嗅覚のさまざまな役割や、古代文明から発展したとされる世界の香水などを紹介。お香の原料なども嗅ぐことができる。人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が、がんを患った人の尿のにおいに反応するとされる線虫について説明するコーナーもある。

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 北九州イノベーションギャラリーは産業技術の保存や継承活動の拠点として、北九州市が2007年に開設。「香りのふしぎ展」は10周年記念の展示会で、森永さんは「女性や親子連れに、ギャラリーにもっと来てもらいたくて企画しました」と話す。近くには年末で閉園する「スペースワールド」のほか、「いのちのたび博物館」や「市環境ミュージアム」もある。

 同展は17日まで。観覧料は一般300円、小中学生100円。名前が「かおり」さんか「かおる」さんは無料。開館時間は午前9時~午後5時。

=2017/12/16付 西日本新聞朝刊=

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