仮設住宅の食堂再開 被災者の要望受け 朝倉市の頓田団地 [福岡県]

朝倉市の市民有志が「頓田団地」で再開した週1回の食堂
朝倉市の市民有志が「頓田団地」で再開した週1回の食堂
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 九州豪雨の被災者が暮らす朝倉市の仮設住宅「頓田団地」(頓田、30世帯)の集会場で毎週土曜の夜、市民有志が被災者に温かい食事を1食200円で提供する食堂が10日、再開した。昨年11~12月に行われ、いったん終了したが、アンケートしたところ「また食べたい」という被災者が多く、その要望に応えた。

 頓田団地には約60人が暮らし、独り暮らしの高齢者も多い。食堂は高齢者らの孤食を防ぎ、交流の場も提供しようと、同市大庭の師岡愛美さん(71)らが仲間と取り組んだ。

 再開した今回は食堂を長く続けるため、有志が数グループに分かれ、グリーンコープも加わって毎週交代で調理。仮設住宅の入居期限は最長2年だが「要望がある間は食堂を続けたい」(師岡さん)という。

 再開後の最初のメニューは肉じゃが、かき玉スープなど5品で約30人が食事と会話を楽しんだ。呼び掛けを受け、頓田団地の近くに住むみなし仮設住宅の被災者4人も訪れた。その1人の柿農家の女性(76)は「まぜご飯がおいしかった。また来ようと思う」と喜んでいた。

=2018/02/13付 西日本新聞朝刊=

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