インスタ映え体験共有で フォロワー増講座で学ぶ 「楽しいところに人は集まる」 [福岡県]

講師の福田基広さん。前職は楽天市場の営業担当だったという
講師の福田基広さん。前職は楽天市場の営業担当だったという
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「ストーリーズ」の作品を見せ合う参加者。「見せ合うと刺激になりますね」
「ストーリーズ」の作品を見せ合う参加者。「見せ合うと刺激になりますね」
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記者の「ストーリーズ」の画像。楽しめてない感じが出ていて…
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 昨年の新語・流行語大賞の一つにも選ばれた「インスタ映え」に関する講座があると聞き、乗り遅れまいと参加してみた。「インスタ映え」とは、会員制交流サイト(SNS)であるインスタグラム(写真共有アプリ)への見栄えの良い投稿のこと。スマートフォンでの写真や動画の撮り方教室なのかな、と思っていたら大間違い。SNSの世界をもっと楽しみたいと思わせる目からうろこの内容だった。

 JR博多駅前の博多マルイで9日夜に開かれた講座(ストリートアカデミー主催)には、私を含め大人の男女9人が参加。講師は2015年に東京から糸島市に移住したウェブコンサルタントで、同市で雑貨喫茶店も営む福田基広さん(34)。「この講座で、必ずフォロワー(読者)や『いいね!』は増えます」とのあいさつに、インスタに投稿している参加者の気分は盛り上がった。

 福田さんがまず強調したのは「一番重要なのは、アプリのコンセプトを知ること」。ん? どういうこと? 頻繁に使う利用者が17年には世界で8億人を突破したインスタのコンセプトが最近、「写真で世界とつながろう!」から、「体験を伝えて共有しよう!」に変わったというのだ。ますます???

 「写真に文章を付けての投稿から、主流は自分の体験を、写真や動画を加工して表現する使い方に変わっています」。フォロワーや「いいね!」を増やすには、コンセプトに合った投稿が重要との指摘だ。

   ◇   ◇

 インスタの「体験を伝えて共有する」ための機能とは「ストーリーズ」だ。初耳だが、1日2億5千万回再生されている大人気の機能で、写真に文字を書き込んだり、動画を逆回転したりが簡単にできるという。投稿は24時間で消えるのが特徴。「どうせ消えるから、中身の質はこだわらなくていい。楽しいところに人は集まります。『プレイ・モア』(もっと遊ぼう)の気持ちが大切です」。福田さんの解説に、SNSの楽しみ方が分かってきた。

 ストーリーズを各自体験することに。与えられた時間は5分。題材に迷い、会場のひし形模様の壁に発見したハート形をピンクのペンツールで囲み、「なんだか、こんなのみつけたわ」と書き込んだ画像を作った。中途半端に恥ずかしがっているのが情けない。

 参加者の福岡市南区の山里誠さん(32)はごみ箱に紙を捨てる動画を逆回転させ、「エコ」と書き込んだ。ごみを減らすという意味なのか。初めての創作なのに、センスあるなぁ。

   ◇   ◇

 福田さんは、フォロワーを把握する大切さも強調した。インスタ利用者は約7割が女性。最近は投稿写真ではなく、まず「ストーリーズ」を見て、投稿者のプロフィルや関連写真を閲覧し、フォロワーになるか決める傾向にあるという。「150文字のプロフィル欄と、最初に表示される3枚の写真。これで自分の世界観を簡潔にアピールしよう」とコツを教えてくれた。

 ほかの参加者も刺激を受けていた。身内しか投稿を見てくれないのが悩みの久留米市の松尾美幸さん(29)は「フォロワーが増えない理由が分かった。まずはプロフィルをしっかり書きたい」。勤める会社がインスタを情報発信に使っている福岡市博多区の石田洋子さん(48)も「ストーリーズやってみます」と納得の表情。2時間の講座で、世界に向かって自分を表現できるSNSの魅力に改めて気付かされた。

=2018/02/14付 西日本新聞朝刊=

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