自動運転の実証実験開始 みやま市の公道5キロ24日まで 住民が利用し検証 [福岡県]

みやま市で始まった自動運転の実証実験を体験する関係者
みやま市で始まった自動運転の実証実験を体験する関係者
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 国土交通省は17日、ドライバーなしで車を走らせる自動運転サービスの実証実験をみやま市山川町で始めた。全国13カ所で行っており、九州では熊本県芦北町に続いて2カ所目。24日まで自動運転車を公道で走らせ、住民の移動や農産物の出荷に使うほか、タブレット端末を活用した車両予約システムなども検証する。

 実験は同市山川支所を拠点に、中山間地域の伍位軒(ごいのき)地区を結ぶ約5キロで実施。道路に埋設した電磁誘導線から磁力を感知して車が自動走行する仕組みで、ヤマハ発動機の7人乗り電気自動車(EV)を使用する。

 住民ら約200人がモニターとなって、買い物や行政手続きのための移動、小学生の登校などに活用し、乗り心地や利便性を検証。ミカンなど農産品の出荷も行い、コースを一日2、3往復する。

 この日は開始式があり、高野道生副市長が「中山間地は高齢化が進んでおり、買い物など生活の足の確保が課題になっている。同じ悩みを抱える他の地域も利する実験になってほしい」とあいさつ。実験車両に試乗した伍位軒地区の山下勝己区長(66)は「思っていたより静かで走りも安定していた。これから10、20年後にはさらに高齢化が進むので期待している」と話した。

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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