洋画家田崎廣助、聞き書き新版 八女出身生誕120年 「東洋の心 絵筆と共に八十年」 [福岡県]

田崎廣助の足跡を記した新版「東洋の心 絵筆と共に八十年」
田崎廣助の足跡を記した新版「東洋の心 絵筆と共に八十年」
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「火の山の画家」と呼ばれた田崎廣助=1973年ごろ
「火の山の画家」と呼ばれた田崎廣助=1973年ごろ
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 生誕120周年を迎えた八女市立花町出身の洋画家、田崎廣助(ひろすけ)(1898~1984)の半生をつづった新版「東洋の心 絵筆と共に八十年」が発刊された。西日本新聞社から1979年に発行された聞き書き本の新版で、市が郷土を代表する画家を広く知ってもらおうと企画した。

 田崎は一度は地元で教員になったが、画家を志して上京。欧州に渡って研さんを積み、東京を拠点に活躍した。阿蘇山のほか、富士山や桜島など国内の名だたる火山を明快な構図と豊かな色彩で描き「火の山の画家」とも称される。75年に文化勲章を受けた。

 聞き書きは西日本新聞朝刊で78年6~8月に連載。絵に目覚めた幼少期から晩年までの足跡が本人の言葉で記され、79年に西日本新聞社から連載をまとめた本が出版されたが、絶版となっていた。

 新版はA5判216ページ。本文は当時のままだが、巻頭に掲載する田崎の代表作品の数を増やして再編集した。八女市文化振興課の大島真一郎係長は「絵の道を歩んだ経緯や意気込み、それを支えた八女の文化や風土が表現されている。改めて田崎の功績を知ってもらいたい」と話す。1620円。全国の書店で購入できる。西日本新聞社出版部=092(711)5523。

=2018/03/02付 西日本新聞朝刊=

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