小川知事「無電柱化を推進」 地域防災計画の早期改定も 県議会一般質問 [福岡県]

 小川洋知事は8日、県議会一般質問で、景観美化や事故防止につながる無電柱化の推進方針を明らかにした。県の地域防災計画については、新年度の早い時期に改定する考えを示した。自民党県議団の大田満氏と、民進党・県政県議団の原中誠志氏の質問に答えた。

 県によると、2016年度末までに県内の道路で無電柱化を実施した総延長は約320キロ。だが国土交通省のまとめでは、県内の電柱がない道路は全国水準並みの1%。東京都の5%と比べると大きく下回っている。

 小川知事は無電柱化について、災害時の電力・通信などの確保▽電柱倒壊による道路の寸断の防止▽安全な歩行空間の確保-などの利点から「非常に有効」と指摘。国が3月末までに定める「無電柱化推進計画」にのっとり、県独自の計画を策定すると説明した。

 電線を地中の共同溝に埋める現在主流の工法では1キロ当たり約5億円かかるとされており、取り組みが遅れる要因となっている。このため建物の軒下に電線を設置する「軒下配線」など、コスト縮減策を追求するとの方針も示した。

 県地域防災計画については、小川知事は「熊本地震や九州豪雨での初動対応などの検証を踏まえ、新年度の早い段階に改定したい」と述べ、県外で大規模災害が起きた場合に県が全庁的な支援態勢を迅速に整えることや、避難所運営などに当たる要員を事前に確保することを計画に盛り込むとした。

=2018/03/09付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]