トランポリンの浮遊感満喫 小倉北区の教室で体験 運動能力底上げ効果も [福岡県]

トランポリンを練習する子ども。ボールや縄跳びを使った練習も取り入れられている
トランポリンを練習する子ども。ボールや縄跳びを使った練習も取り入れられている
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真っすぐに高く跳ぶ子ども
真っすぐに高く跳ぶ子ども
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技に挑戦する記者。体のバランスが難しく四苦八苦
技に挑戦する記者。体のバランスが難しく四苦八苦
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 トランポリンが世界的に流行しているらしい。日本でも大都市圏に大型施設や専用施設が次々にオープンし、家庭用の小さな跳躍器具もよく売れているという。そういえば小学生の頃に遊園地で体験して以来、やったことがない。北九州市にあるトランポリン教室「スペースウォーク」=小倉北区片野新町1丁目=で特別に体験させてもらい、人気の秘密を探ってみた。

 高い天井の倉庫風の建物内に、跳躍器具2台が常設されているスペースウォーク。平昌冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグルで、決勝に進出した村田愛里咲選手=北九州市若松区出身=も、中学3年まで通った教室だ。

 「さあいきましょうか」。講師を務めてもらう教室創設者の河村和浩さん(56)に促され、1メートルの高さの跳躍器具(縦約5メートル、横約3メートル)に乗り、準備運動として垂直跳び10回から。徐々に反動を大きくして高く跳んでみた。ふわっと浮き上がる感覚に心地よさを感じながらも、思い描いた位置に着地できず、さらに空中でバランスを取るのにも四苦八苦…。

 「1メートルは跳んだかな」。体感的には、かなりの高さまで浮き上がったと思ったが、「30~40センチメートルぐらいですね」と河村さん。それならばと、さらに何度も挑戦するがバランスが崩れて思うように跳べず、息だけが上がっていった。32歳。体力には自信があったが普段の運動不足は隠せない。

    ◆   ◆

 モーグルの村田選手だけでなく、体操の五輪金メダリスト内村航平選手や「ひねり王子」こと白井健三選手らが、幼い頃からトランポリンを練習に取り入れていたことは有名だ。河村さんによると、跳躍により体のバランス、反応、空間認識能力が向上するという。「(指導した村田選手は)小さいころに鍛えた空中感覚が今に生きている」と話す。

 村田選手のようにはいかないが、その後も両足を前に出して跳ぶ「腰落ち」や、半回転する「1/2ひねり跳び」など、複数の技を教わった。浮遊感と高さに、興奮しっぱなしだ。約1時間にわたって跳びはねた後に降りると、体が一気に重くなり、宇宙から帰還した宇宙飛行士のように重力を感じた。

 教室には、3歳から65歳までの老若男女が通う。別のスポーツをする中高生も多く、バレーボール部員のある生徒は「アタックした後の態勢の立て直しがうまくなった」と効果を実感しているという。昨年7月から父副田善照さん(45)=同市小倉南区=と一緒に通う小学1年生の彩乃さんは「かけっこが速くなった」と笑顔を見せる。

 普段は味わえない空中浮揚感の楽しさだけでなく、全身の運動能力の底上げも年齢に関係なく図ることができる。そんなトランポリンの魅力にはまりそうだ。

    ◇   ◇

 スペースウォークには「スポーツの素養作りコース」と「選手コース」がある。料金など詳しくは教室=093(931)5642=へ。

=2018/03/10付 西日本新聞朝刊=

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