五ケ山ダム竣工 県内最大貯水量4020万立方メートル 現地で式典 [福岡県]

那珂川町に完成した五ケ山ダムのダム湖
那珂川町に完成した五ケ山ダムのダム湖
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関係者によるテープカットがあった竣工式
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 那珂川町五ケ山地区の那珂川上流で建設されていた県内最大貯水量の県営多目的ダム「五ケ山(ごかやま)ダム」が11日完成し、現地で竣工(しゅんこう)式があった。小川洋知事や地元首長、国会議員、県議、町議、元地権者ら関係者が完成を祝った。

 五ケ山ダムは重力式コンクリートダムで、ダム堤の高さ102・5メートル、長さ556メートル。総事業費1050億円。県営ダムは、今月完成したみやこ町の伊良原ダムに続いて17カ所目となる。

 1978年の福岡大渇水を契機に建設計画が持ち上がり、79年に予備調査を開始、88年度に国に事業採択された。洪水調節や水道用水の確保などを目的に、2012年にダム本体工事が始まった。

 ダム湖は佐賀県吉野ケ里町にもまたがり、総貯水量が4020万立方メートルでヤフオクドーム約22杯分。日向神ダム(2790万立方メートル)や19年度に完成予定の小石原川ダム(4千万立方メートル)を上回り、県内最大の貯水量となる。水力発電設備もあり、管理用の電力をまかなえるという。

 福岡市とその周辺自治体でつくる福岡地区水道企業団に1日最大1万立方メートルを提供できる。ただ、水を限界までためてダムの安全性を確認する「試験湛水(たんすい)」の作業が雨不足で完了しておらず、4月に予定していた供用開始には間に合わない見通しとなっている。

 式典では、音楽演奏に合わせて関係者がテープカットや渡り初めをした。小川知事は「この立派に完成したダムが治水はもちろん、渇水対策としても、福岡都市圏の安全安心な生活のために大きな役割を果たす」と話した。

=2018/03/12付 西日本新聞朝刊=

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