車いす競技の中高生育成 福岡マラソン実行委 指導教室や専用車体貸与 24日には体験会 [福岡県]

 福岡市や糸島市などでつくる「福岡マラソン実行委員会」は、車いすを利用している中高生が福岡マラソンの「車いす競技」に挑戦するきっかけとなるよう、NPO法人「はぁとスペース」(福岡市東区)などと提携し、新たな応援事業を始める。事業の対象に選ばれた中高生は、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場した山本浩之さんらが指導する「はぁとスペース」のスポーツ教室に参加できるほか、今年11月の福岡マラソンの「車いす競技」に同法人が所有する競技用レーサーを借りて出場できる。

 福岡マラソンの「車いす競技」は5・2キロと初心者でも参加しやすい距離だが、定員20人に対し昨年の参加者はわずか5人。「アスリートにとっては物足りない距離だし、初心者が出場するには競技用レーサーの購入が必要。レーサーは30万~50万円ほどし、そこが壁となっている」と実行委員会事務局の藤(とう)比呂志さん(56)。昨年は初めて中学生が参加したこともあって「中高生にもっと参加してもらいたい」と育成事業に取り組むことに。藤さんは「大分国際車いすマラソン大会の登竜門として、福岡マラソンでステップを踏んでもらえれば」と話す。

 事業に先立ち、24日には東区の雁の巣レクリエーションセンターで、車いすを利用する県内外の中高生を対象とした「競技用車いす体験会」を開催する。参加無料。体験会の申し込みは20日までに「はぁとスペース」=092(692)6316=まで。応援事業の問い合わせは実行委員会事務局=092(711)4676。

=2018/03/18付 西日本新聞朝刊=

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