詰め襟やセーラー服に「苦痛」も LGBT支援、福岡市で制服を考える会「選べることが必要」 [福岡県]

自身の経験を交えながら学生服のあり方について語る石崎杏理代表
自身の経験を交えながら学生服のあり方について語る石崎杏理代表
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 LGBTなど性的少数者を支援する団体や弁護士、教員などでつくる任意団体「福岡市の制服を考える会」は同市博多区で7日、活動報告会と勉強会を開き、約30人が集まった。出生時の性と認識上の性が異なるトランスジェンダーの大学生も登壇し、経験を語った。

 同会は昨年6月、同市中央区の警固中PTA会長の後藤富和弁護士(49)や、性的少数者の若者を支援する市民団体「FRENS」の石崎杏理代表(33)らで結成。後藤弁護士は、同中に地域住民を招き、特にトランスジェンダーの生徒が制服に対し多大なストレスを感じている実態を学ぶ勉強会をPTAで開いたことなどを報告した。

 出生時は女性で、「性自認」が男性の石崎代表は、出生時が男性で性自認が女性の大学生ミサキさん(19)=仮名=と対話形式で中高時代の経験を語った。

 石崎代表は「セーラー服を無理やり着させられる夢を30歳になって見た。制服の経験は尾を引く」と告白。ミサキさんは「高校では詰め襟が苦痛だった。制服が選べるのは良いこと」とした上で「だからといって私の場合はスカートをはかない。自分は女性だと認識している人が皆スカートをはきたがると考えるのも間違い」と性の多様性を認めることの重要性を強調した。

=2018/04/08付 西日本新聞朝刊=

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