祭り熱気が復興後押し 博多どんたく開幕 鎧、法被で決意の歩み 朝倉市と東峰村の住民ら [福岡県]

「朝倉復興!」のかけ声に合わせて「オー!」と拳を突き上げる武士の姿をした市民ら
「朝倉復興!」のかけ声に合わせて「オー!」と拳を突き上げる武士の姿をした市民ら
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博多那能津会と一緒にパレードに参加した東峰村の村民ら。同会メンバーが奏でる三味線に合わせてしゃもじを打ち鳴らした
博多那能津会と一緒にパレードに参加した東峰村の村民ら。同会メンバーが奏でる三味線に合わせてしゃもじを打ち鳴らした
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 3日に開幕した「第57回博多どんたく港まつり」はパレードや演舞台で盛り上がりを見せ、福岡市内は祭り一色となった。夕方小雨が降ったものの、日中は2年続けて悪天候でパレード中止となった昨年までの悪夢を吹き飛ばすような五月晴れ。パレードには九州豪雨被災地の朝倉市と東峰村も参加。古典どんたく隊「博多那能津会」と一緒に参加した東峰村は、支援への感謝を伝えようと、渋谷博昭村長や村民ら50人が練り歩き、沿道の声援に手を振って応えた。今年もひときわ目を引いた甲冑(かっちゅう)姿の「朝倉市秋月鎧揃(よろいぞろ)えどんたく隊」は復興への思いと力強さをアピールしながら「どんたく広場」を闊歩(かっぽ)した。

 「温かいご支援ありがとうございます。東峰村は復興に向けて頑張ります!」。鮮やかな赤色の横断幕を掲げ、東峰村の村民や同村復興親善大使で元ソフトバンクホークスの松中信彦さんがそろいの赤い法被姿でパレードに登場すると、ひときわ拍手が大きくなり、見物客から「頑張って」の声も。渋谷村長は「声援に勇気づけられた。感無量の思い」と感謝の言葉を口にした。

 今回のどんたく参加は博多那能津会の岡部定一郎会長からの誘いで実現。渋谷村長は「村民と一体となって村づくりに取り組みたい」と力を込めた。

 一方、2年連続5回目の登場となった朝倉市秋月鎧揃えどんたく隊は、秋月鎧揃え保存会のメンバーや朝倉市民、市職員など約70人が、重さ約10キロの鎧をまとって集結。恒例の「しかっとせい」というかけ声に続いて「朝倉復興、オー!」と気勢を上げると、沿道からも大きな拍手が湧き起こった。

 パレードに参加した朝倉市の大楠健次さん(49)は「みなさんのおかげで朝倉市は元気にしている。鎧の力強さで期待に応えたい」と話した。

=2018/05/04付 西日本新聞朝刊=

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