障害者への「合理的配慮」をアドバイス 県がガイドブック発行 「施設利用」など6場面想定 [福岡県]

県が作成した「障がいのある人への合理的配慮ガイドブック」
県が作成した「障がいのある人への合理的配慮ガイドブック」
写真を見る

 県は、接客や受け付けなどの場面ごとに、身体や知的などの障害がある人に対する配慮のポイントをまとめた「障がいのある人への合理的配慮ガイドブック」を発行した。県は昨年10月、障害者への不当な差別的扱いを禁じる「障がい差別解消推進条例」を施行しており、ガイドブックは条例の趣旨を広く理解してもらうのが目的。施設の利用▽受け付け▽コミュニケーション▽アナウンス▽緊急時▽仕事-の六つの場面で障害がある人に対する配慮の例を示している。

 「施設の利用」では、店舗や施設は障害者に同伴する盲導犬や介助犬などの補助犬を受け入れることが法律で義務付けられていることを紹介。「補助犬の同伴を拒否することは、障害のある人に対する差別行為」と指摘し、周囲から苦情が出ても、補助犬はしつけられていて衛生的であることを説明し、理解してもらうよう呼び掛けている。

 「緊急時」では、火災など避難が必要な場合に外見からは障害があることが分かりづらく、支援が必要なことを気付いてもらえない人がいると記載。困っている様子の人には付き添って誘導することを勧めている。県が導入した「あなたの手助けが必要です」と書かれたヘルプカードの図柄も示し、携帯する人への援助を求めた。

 A4判カラー、24ページ。2千部をホテルや飲食店の団体に配るほか、県のホームページに掲載しており、無料でダウンロードできる。小川洋知事は「相手の状況や意向を十分理解し、障がいのある人に寄り添い、差別的な取り扱いをなくすため、活用していただきたい」と述べた。

=2018/06/01付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ボートレース3連単直前予想

西日本新聞のイチオシ [PR]