留学生9割が生活に満足 福岡都市圏の大学や短大調査 言葉や物価で悩みも [福岡県]

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 福岡市は、福岡都市圏の大学や短大計22校の留学生を対象に、2017年度に実施した実態調査の結果を発表した。約9割の留学生が福岡での生活に満足としている一方、日本人学生との交流や言葉、物価で悩みを抱えている姿が浮き彫りになった。

 調査は、1990年度から3~5年ごとに実施。今回は4802人に調査用紙を配布し、941人(回答率19・6%)から回答を得た。回答者の出身国・地域は、中国48・0%▽ベトナム8・7%▽インドネシア6・7%▽韓国5・2%▽タイ3・8%-の順で、アジア出身者が約9割を占めた。

 福岡での生活について「満足している」が56・2%、「だいたい満足している」が34・5%で、合計は90・8%となり、14年度の前回調査から1・5ポイント上昇した。

 福岡を留学先として選んだ理由を複数回答で尋ねたところ、最多は「留学したい大学(学部・専攻)があった」の68・4%。「生活しやすそう」が46・9%、「福岡に留学経験がある友人・知人に勧められた」の23・1%、「福岡の留学生サポート体制が充実している」の19・4%が続いた。

 留学生が福岡での生活で感じている悩み(複数回答)は、「日本人学生との交流が少ない」が41・1%、「言葉が通じない」が40・7%、「地域住民との交流が少ない」24・7%など、日本人との交流やコミュニケーションが思うようにいかないとの回答が上位を占めた。また「物価が高い」(40・5%)、「奨学金がもらえない」(16・9%)など、経済的な困窮をうかがわせる回答もあった。

 留学終了後に日本に残る留学生のうち、7割以上が日本での就職や創業を希望。この中で最も多かったのが「福岡で就職したい」(52・3%)で、理由は「福岡が生活しやすいから」が71・9%だった。

=2018/06/26付 西日本新聞朝刊=

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