アジア太平洋都市サミット開幕 福岡市 国連ハビタット事務局長講演 [福岡県]

アジア太平洋都市サミットで記念撮影する各都市の市長や国際機関の関係者ら=1日午後、福岡市中央区のホテル
アジア太平洋都市サミットで記念撮影する各都市の市長や国際機関の関係者ら=1日午後、福岡市中央区のホテル
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 福岡市と国連人間居住計画(ハビタット)福岡本部が共同開催し、16カ国の32都市が一堂に会した「第12回アジア太平洋都市サミット」が1日、中央区のヒルトン福岡シーホークで始まった。国連ハビタットのマイムナ・モハメッド・シャリフ事務局長が、国連が掲げる持続可能な開発目標「SDGs」をテーマとして基調講演を行った。

 開会式で、主催者の高島宗一郎市長は「アジア太平洋の都市のネットワークと絆で、地球規模の課題を解決していく。そんな新しい価値観が生まれることを願っている」とあいさつ。参加都市を代表し、中国・広州市の温国輝市長が「先進的な知恵を学び合い、都市のガバナンス(統治)を高める国際交流の場にしたい」と語った。

 アジアは世界でも人口密度が高く、都市化と開発が急速に進む地域となっている。都市は住居、交通、飲料水、貧困、格差などの課題に加え、気候変動による災害リスクにも直面しており、国連はその処方箋として17項目からなるSDGsを推進している。

 シャリフ事務局長は、SDGsを実現する道筋について「都市化をモニタリングし、地元の人々が理解して取り組めるようなプログラムを組んでいくことが大切だ」とした上で、「ハビタットは政策ツールを提供し、皆さんと一緒に考え行動していく」と呼び掛けた。一例として、福岡市と福岡大学が共同開発した衛生的なごみ埋め立て場の技術「福岡方式」を挙げ、かつて自身が市長を務めたマレーシア・ペナン島などで活用されたと紹介し、福岡市に謝意を表した。

 夜には歓迎レセプションも開かれ、参加者は同ホテルの34階から「第56回西日本大濠花火大会」の光景を楽しんだ。都市サミットは2日が最終日。

=2018/08/02付 西日本新聞朝刊=

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