10月6日から民陶むら祭 豪雨被災の東峰村 [福岡県]

東峰村で開かれる「秋の民陶むら祭」のチラシ
東峰村で開かれる「秋の民陶むら祭」のチラシ
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 東峰村の伝統工芸品、小石原焼や高取焼を格安で販売する恒例の「秋の民陶むら祭」が10月6~8日、小石原地区を中心に村内で開かれる。昨年7月の九州豪雨で多くの窯元が被害を受け1年2カ月余。まだ被害の跡が残る窯元もあるが、「やっと生産力が元に戻ってきた」(小石原焼陶器協同組合)という。主催する運営委員会は大勢の来訪を願っている。

 豪雨により約50軒の窯元の半数以上が被災。多くは復旧したが、まだ3窯元で工房や自宅の再建途中だったり、土砂で埋まった陳列場を造り直したりしているという。

 こうした中、各窯元は食器を中心に新作をそろえようと制作を急いでいる。民陶むら祭では、素朴な味わいの小石原焼や、茶器の名品を生んだ高取焼が「通常より2割以上安く買える」(村農林観光課)という。

 組合によると、小石原地区の「小石原焼伝統産業会館」が開館20周年を迎えたのを記念して期間中、昭和20年代~30年代の小石原焼約40点を同会館に展示。今ではあまり作られない大皿などが飾られる。

 同会館では、小皿と新米おにぎりセットの販売(600円、午前11時から各日先着100人)、フリーカップ絵付け体験(千円、午前10時から同50人)もある。組合の柳瀬眞一理事長は「豪雨では多くの支援をもらった。各窯元は感謝の気持ちを込めて制作している。ぜひ来訪を」と呼び掛けている。

=2018/09/22付 西日本新聞朝刊=

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