女性の政治参加をフリーペーパーで後押し 福岡市の主婦らが創刊へ [福岡県]

「パリテウエーブ・フロム福岡」のデザイン案を手に意気込みを語る山川美幸さん
「パリテウエーブ・フロム福岡」のデザイン案を手に意気込みを語る山川美幸さん
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 来年の統一地方選や参院選に向け、女性の政治意識を高めるためのフリーペーパー作りに福岡市の主婦らが挑戦している。編集の未経験者ばかりだが、2月の創刊を目指して、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)も始めた。

 編集長の山川美幸さん(38)とスタッフ4人は、同市の市民団体が6~10月に開催した「女性のための政治スクール」の受講生。「政治分野の男女共同参画推進法」が5月に成立したことを受け、女性政治家の育成のために行われたこの講座には、市外からも含め17人が参加した。このうち10人が地方選への立候補を決意したという。

 山川さんは、国会議員事務所でパート勤務を始めたことで政治が身近になり、講座を受けた。「女性政治家が少ないのは『家庭を優先すべきだ』という意識が女性側にもあるから。立候補はしなくても草の根活動で変えていきたい」と考えるようになり、創刊を呼び掛けた。

 フリーペーパーの名前は「パリテウエーブ・フロム福岡」。「パリテ」はフランス語で「同等」などを意味する。フランスには政党の候補者を男女同数にすることなどを義務付けた「パリテ法」があり、国会議員(下院)の39%を女性が占める。しかし日本10%。こうした現状に福岡から変革の波を起こすのが狙い。

 創刊号では推進法を解説するほか、女性議員のインタビューなどを通じ「身近な社会問題が政治で解決できることを知ってほしい」(山川さん)という。

 CFサイト「FAAVO(ファーボ)福岡」で30日まで寄付を受け付ける。1000部発行予定。目標額の30万円に達しなくても発行し、広告収入などで季刊紙を目指す。

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