「世界遺産」学び伝える 宗像市で学習サミット 小中学生がガイド体験報告 [福岡県]

ダンスを交えながら元気いっぱいに活動報告をした玄海小の児童たち
ダンスを交えながら元気いっぱいに活動報告をした玄海小の児童たち
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 世界遺産がある自治体の小中学生たちが集い、「地域の宝」を伝える活動について報告する「世界遺産学習全国サミット」が17日、宗像市で開かれ、全国16市町の子どもや教諭ら約1500人が参加した。

 「古都奈良の文化財」の世界文化遺産登録(1998年)を契機に奈良市で始まった世界遺産学習は、世界遺産だけでなく地域の宝を広く学ぶふるさと学習として、全国で取り組まれている。今回で9回目、宗像市では初の同サミットでは、各地の児童生徒たちが日頃のガイド体験などを報告した。

 岩手県平泉町の平泉小の児童は「中尊寺には争いのない国を願う心が込められていることを学んだ。歴史だけでなく、先人の思いを伝えるよう心掛けている」。宗像市立玄海小の児童は「『一木一草一石たりとも持ち出してはならない』など、沖ノ島に今も伝わる六つのおきてを説明すると、観光客がとても驚く」と紹介した。

 世界遺産が地域交流のきっかけになったと報告したのは、姫路城(兵庫県)の史跡内に学校がある白鷺(はくろ)小中学校の児童。「世界遺産関連イベントで地域の人たちと知り合い、商店街活性化プロジェクトにも加わるようになった」と説明した。校区内に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ、「三池炭鉱宮原坑」がある大牟田市立駛馬(はやめ)小の児童は「ガイドの取り組みを通じ、地域をより身近に感じるようになった」と強調。「観光客にたくさん質問されるので、答えられるよう勉強を続ける」と意欲を語った。

=2018/11/20付 西日本新聞朝刊=

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