朝鮮通信使寄港地・相島での接遇報告 福岡市でシンポ [福岡県]

朝鮮通信使と福岡の関係について報告などがあったシンポジウム
朝鮮通信使と福岡の関係について報告などがあったシンポジウム
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 江戸時代の資料「朝鮮通信使に関する記録」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されて1年を記念し、通信使と福岡の関係をテーマにしたシンポジウムが24日、福岡市早良区の西南学院大であった。朝鮮通信使関連の研究に取り組む「相島歴史の会」と「日韓交流・新宮チェビの会」が主催し、約100人が来場した。

 朝鮮通信使は江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団。日韓両国に残る通信使関連の記録333点が昨年10月、世界の記憶に登録された。

 シンポジウムでは通信使の寄港地だった新宮町の相島での福岡藩によるもてなしの実態を、志免中(志免町)教諭の吉田智史さんが報告。来訪前から使節団の食材の好き嫌いについて情報収集して広く海産物や野菜を調達し、料理を振る舞っていたことを紹介した。

 使節団の滞在中は、島民の注目を集めたことも記録に残ると指摘。その上で「通信使を学ぶことは両国の平和、友好関係の普遍的な価値を知ることにつながる」と強調した。

=2018/11/26付 西日本新聞朝刊=

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