「砂の器展」島田陽子さん来場 清張記念館 [福岡県]

展示品に見入る島田陽子さん
展示品に見入る島田陽子さん
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 北九州市小倉北区城内の松本清張記念館で18日、開館20周年記念事業の締めくくりとなる特別企画展「松本清張 砂の器展」が始まった。来年3月末まで。オープニング式典も同時に開かれ、映画「砂の器」に出演した熊本市出身の女優島田陽子さんが来場、作品への思いを語った。

 小倉ゆかりの作家松本清張(1909~92)が60年に発表した「砂の器」は清張の代表作の一つとされ、方言を軸に殺人事件の捜査が展開していく長編推理小説。74年に映画化され、島田さんは主人公の愛人役で出演した。

 企画展では、北九州市門司区の映画資料室「松永文庫」所蔵のポスターや、清張が創作の参考にしたとみられる遺品の方言研究書など約60点を展示。作品の世界を紹介するジオラマや映画の台本などもある。テープカット後、展示を見て回った島田さんは「懐かしい」と声を上げていた。島田さんは「撮影はすごく苦労した思い出がある。いろいろなことが思い起こされ感慨深い。時が過ぎても本物は生き続けると感じた」などと話した。

 島田さんはこの日、映画館「小倉昭和館」(小倉北区)のトークイベントにも出演。「砂の器」の撮影中、清張本人から「頑張ってよ」と言われた思い出話などを紹介した。

=2018/12/19付 西日本新聞朝刊=

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