福岡市が県営五ケ山ダムの水を水道用水に 他ダム貯水量低下、来週にも [福岡県]

福岡市が取水を予定する県営五ケ山ダム=今月23日撮影
福岡市が取水を予定する県営五ケ山ダム=今月23日撮影
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 福岡市は30日、取水しているダムの貯水量が過去30年間で2番目の低さまで下がっていることを受け、昨年3月に完成した県営五ケ山ダム(那珂川市)にたまっている水を、水道用水として活用すると発表した。市が県に要請し、来週中に放流が始まる。

 市が取水するダム8カ所の合計貯水量は30日現在、約1500万立方メートルで平均貯水率は32・3%。貯水量はこの30年間では1994~95年の大規模渇水時に次ぐ少なさとなっている。一方で、水をためて施設の異常がないか確認する「試験湛水(たんすい)」を実施中の五ケ山ダムには約3200万立方メートルの水がある。

 市は五ケ山ダムから1日当たり18万立方メートル前後を取水し、水の安定供給を図ることにした。市は「給水制限の予定はなく市民生活へ影響はないが、引き続き節水をお願いしたい」としている。

 試験湛水完了後に控える五ケ山ダムの供用開始を県は4月以降としているが、今回の取水で遅れる可能性もある。

=2019/01/31付 西日本新聞朝刊=

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