生徒会、課題解決へ連携 「高校連盟」が活動本格化 月内にも総会、参加校募る [福岡県]

1月の連盟会で他校の生徒会メンバーの意見に耳を傾ける参加者たち
1月の連盟会で他校の生徒会メンバーの意見に耳を傾ける参加者たち
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 「生徒会に行事の運営ノウハウがない」「先生たちを説得して新企画を実現する方法が分からない」-。昨年4月、有志で結成した「県高校生徒会連盟」が課題解決に向けて会合を重ね、仲間の輪を広げている。今後の活動方針などについて話し合う第1回の総会を早ければ今月中にも開く予定で、連盟への参加校を募っている。

 1月中旬に春日市であった5回目の会合には、県内10校の生徒会メンバー30人が集まった。「初めての生徒総会を開くために必要なこと」についてグループに分かれて議論。「自分の学校には総会がない」「うちの総会ではクラスから議案が出る」「総会ってそもそも必要? 決議は代議員会でもできるんじゃないか」。互いの学校の具体例も話題にしつつ、約3時間にわたって意見を交わした。他校の生徒手帳にある「生徒会会則」を興味深く読む姿も見られた。

 連盟発足の中心は筑紫女学園3年の安見茜音(あかね)さん(18)。生徒会長を務めていた昨年3月、悩みを他校と共有したいと思い、ネットで見つけた「全国高校生徒会大会」(東京)に参加した。「他校の生徒会役員と会って刺激をもらったし、自分たちの活動を客観視できた」と安見さん。県内からの大会参加者や旧知の生徒会メンバーを誘い翌月には連盟を発足、初代の代表に就いた。

 連盟の運営は教員の手を借りず、企画や場所選び、告知まで生徒が担う。会合にはこれまで福岡市を中心に朝倉市や久留米市、大牟田市などから計22校が参加した。今年1月に初参加した東福岡1年の田川諒さん(16)は「生徒会にもっとできることがあると気付かされた。アドバイスをお願いできる他校の先輩とつながれたことも大きい」と手応えを語る。

 安見さんの指名で連盟の代表を継いだ西南学院2年の田口夏菜(なな)さん(17)は「参加校を増やし、将来的には連盟として県内の高校生の声をまとめ、行政に伝えていくことも目指したい」と話す。連盟への参加希望は生徒会連盟のホームページまで。

=2019/02/06付 西日本新聞朝刊=

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