「大野城」の建物を映像復元 古代山城ARで体感 宇美町で15日から上映 [福岡県]

映像で復元された大野城の倉庫建物(県教育委員会提供)
映像で復元された大野城の倉庫建物(県教育委員会提供)
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 朝鮮半島白村江での敗戦から2年後の665年、ヤマト政権が築いたとされる古代山城「大野城」(国特別史跡)にあった建物を、県文化財保護課が映像で復元した。15日から宇美町四王寺の現地で上映する。

 復元したのは、四王寺山中の増長天地区で見つかった礎石建物。計4棟が見つかり、現地には当時の礎石が多数残っている。現地の整備を進めている県教育委員会は、整備に先立って実施した発掘調査などに基づき、建物の構造を復元し、イラストを作成した。

 イラストを基に、よりリアルに当時の建物を知ってもらおうと建物の構造や機能、歴史的背景をまとめた映像を初めて制作した。礎石から想定される建物など当時の空間を再現した仮想現実(VR)と、現実の風景の中に再現した建物映像をはめ込んだ拡張現実(AR)の2種類がある。

 「特にARは現地の景色の中で、建物を再現している。建物の大きさなどを確認できる点が特徴なので、ぜひ、自分の目で建物の映像を見て、古代山城を体感してほしい」と県文化財保護課。17日までの午前9時半~午後4時に計9回、上映する予定。

 希望者は県立四王寺県民の森管理センター駐車場集合。約5分おきに現地へバスを運行する。無料だが申し込みが必要。すでに定員に達した回もある。同課=092(643)3875(平日のみ)。

=2019/03/09付 西日本新聞朝刊=

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