駐フィンランド大使に北九州市出身の村田隆氏 「さらなる友好前進を」赴任前に抱負 [福岡県]

駐フィンランド大使に就任した村田隆氏
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 駐フィンランド大使に就任した村田隆氏(57)=北九州市小倉北区出身=が4月中旬に現地へ赴く。警察官僚として約35年間、国内の治安を守る一方、海外経験もあり、大使館勤務は3回目となる。今年は日本とフィンランドの外交関係樹立100周年でもあり、「2国間の友好関係をさらに前進させたい」と語った。

 村田氏は北九州市、飯塚市、福岡市で中学時代を過ごし、鹿児島市のラ・サール高校から東京大に進学。警察庁に入り、総括審議官や大阪府警本部長、警備局長などを歴任、1月に退職した。大使館に勤務したフィリピンと米国では任期中に日本人が犠牲になるテロ事件などを経験し、国内のテロ対策にも深く携わった。

 児童文学「ムーミン」などで知られるフィンランドだが、村田氏にとっては初めて。児童虐待問題に取り組んだ大阪府警時代の経験から子どもの政策にも関心があるという。「フィンランドの子どもに将来の夢を尋ねると、職業ではなく『明るい人になりたい』などと答えるそうだ。教育の秘密を知りたい」と意欲を見せる。

 日本政府観光局によると、2017年にフィンランドを訪れた日本人は約12万4500人。これに対し、日本を訪れたフィンランド人は約2万5千人にとどまる。村田氏は「日本のことをもっと発信して認知度を高めたい」と話した。

=2019/03/14付 西日本新聞朝刊=

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