「博多の台所」魅力向上へ 柳橋連合市場でモニターツアー 飲食業者や学生ら、店舗巡る [福岡県]

新鮮な素材が並ぶ柳橋連合市場を巡るツアー参加者
新鮮な素材が並ぶ柳橋連合市場を巡るツアー参加者
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 「博多の台所」として親しまれている福岡市中央区の柳橋連合市場が16日、飲食や観光関連の事業者や専門学校生などを招いたモニターツアーを初めて開いた。参加者約20人が鮮魚や青果、漬物店などを巡り、市場の魅力アップに向けたヒントを探った。

 市場は39店舗が立ち並び、主に飲食店やホテル向けの仲卸として比較的高価格帯の食材を取り扱い、年末は一般客でもにぎわう。一方、店舗減少や取引先開拓の伸び悩みなど課題も抱えており、解決の糸口にしようとツアーを企画した。

 市場の協同組合員に案内された参加者は、「店側がおいしいと思わなければ売らない」と豪語する青果店など、各店のこだわりを取材。ある鮮魚店では価格が相場より高い一方、メニューや予算に合わせた商品を提案し、客とのコミュニケーションを重視していると説明があった。

 食堂では市場の食材をふんだんに使った刺し身や天ぷらが振る舞われた。市内の専門学校で観光分野を学ぶ岡田寧々さん(20)は「市場の表通りからでは分からないこだわりや、若者受けする店も知り、入りづらい印象が消えた。観光面でも、訪日外国人に日本食をアピールする良い場になれると思う」と話した。

=2019/03/17付 西日本新聞朝刊=

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