産業衛生学博士が誕生 産業医科大 全国初、働き方改革で期待 [福岡県]

学位記を手に笑顔で握手する井元淳さん(左)と樋上光雄さん
学位記を手に笑顔で握手する井元淳さん(左)と樋上光雄さん
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 労働者の健康や職場衛生などを研究する産業衛生学で、全国初となる博士号の学位授与式が、産業医科大(北九州市八幡西区)であった。4月から働き方改革関連法が施行される中、勤労者の心身を守る第一線での活躍が期待される。

 同大大学院では2016年、将来の労働衛生行政の担い手や産業医を指導できる専門家育成などを目的に、日本初となる産業衛生学専攻の博士課程を開設。

 初めて博士となったのは、同大の樋上光雄助教(40)=北九州市若松区=と九州栄養福祉大(同市)の井元淳講師(38)=宗像市。授与式は3月26日で、作業現場の環境測定が専門の樋上助教は「健康に働ける寿命を長くできるように努めたい」と強調。呼吸理学療法を研究する井元講師は「博士課程での学びを、勤労者の受動喫煙の予防などに生かしたい」と意欲を見せた。

 この日は同大大学院の修士・博士31人の学位授与があり、東敏昭学長は「これからは後継者育成とともに独創的な研究成果を上げてほしい」と激励の言葉を贈った。

=2019/04/14付 西日本新聞朝刊=

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