西日本新聞電子版 1周年記念プレゼント

「未来は私たちが担う」 小学生、水産高生大役果たす 全国豊かな海づくり大会 [福岡県]

天皇、皇后両陛下から声を掛けられる野田光輝君(左)
天皇、皇后両陛下から声を掛けられる野田光輝君(左)
写真を見る
県立水産高の生徒から稚魚が入ったバケツなどを笑顔で受け取られる天皇、皇后両陛下
県立水産高の生徒から稚魚が入ったバケツなどを笑顔で受け取られる天皇、皇后両陛下
写真を見る

 豊かな海を自分たちの手で-。宗像市で29日に開かれた「第37回全国豊かな海づくり大会福岡大会」式典には、未来を担う子どもたちも出席し、古里の海への思いを発表した。天皇、皇后両陛下は熱心に聞き入り「すばらしい良い式典でした」と感想を述べられたという。

 宗像市東郷小2年の野田光輝君(8)は、最優秀に選ばれた作文「ぼくのたいせつな海や川」を読み上げた。宗像市を流れる釣川の源流を兄や母と見に行った野田君は、源流の様子を「水道の水と違って、ピカピカのガラスのように透き通っていて、とてもおいしくて、甘く感じました。この水が海まで続いていると思うと、大切にしなければいけない、と思いました」と書いた。

 式典後、退席される皇后陛下が「釣川の水はピカピカ輝いているの?」と尋ねると、光輝君は「輝いていました」と答えた。天皇陛下からは「よく頑張ったね」と声を掛けられた。「発表はドキドキしたけど、声を掛けてもらい、うれしかった」と笑顔を見せた。

 水産高(福津市)3年の浦哲郎さん(18)は、放流するクロアワビの稚貝を天皇陛下に手渡した。大役を果たした後「ハゼの研究をされており、海に対する思いがとても強いと雰囲気で感じた。水産高生として、海を豊かにする取り組みをしたいという思いが強くなった」と話した。

 この日、鐘崎漁港で予定されていた行事は荒天中止となった。終了後の記者会見では宮内庁職員が、天皇陛下が昼食会場で「漁船のパレードが行われていたら、さぞ見事であったであろう。準備をされていた方は本当に残念だったろうな」と、住民たちを気遣う話をされていたことを明らかにした。

=2017/10/30付 西日本新聞朝刊=

→電子版1周年記念!1万円分賞品券やQUOカードが当たる!!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]