黄色ハンカチで希望の塔 豪雨被災の朝倉市・松末小で計画 思い込め500枚 「地区再生のシンボルに」 [福岡県]

松末地区への思いが書かれた黄色いハンカチ。3月には約500枚で松末小に設置する「希望の塔」を飾る予定
松末地区への思いが書かれた黄色いハンカチ。3月には約500枚で松末小に設置する「希望の塔」を飾る予定
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 九州豪雨で大きな被害を受けた朝倉市松末(ますえ)地区の松末小校庭に黄色いハンカチで飾った「希望の塔」を作る計画が地元で進んでいる。自治組織の松末地域コミュニティ協議会(伊藤睦人会長)が小学校を地区再生のシンボルにしようと企画。住民らを対象に松末への思いやメッセージを約500枚のハンカチに書いてもらう。

 計画では校庭に高さ7~10メートルのポール1本を立て、その上部から地面へ10本のロープを張って黄色いハンカチをくくりつける。1月中旬から塔の設置作業に入り、3月初めごろにはハンカチが風に舞う予定だ。

 松末小は3月末で閉校となり、4月からは新設「杷木小」に統合される。「閉校後も学校を地区の新たなシンボルに」(伊藤会長)と、希望の塔のアイデアは豪雨前からあった。

 豪雨で校舎や体育館が被災し、児童は今、久喜宮小の仮設校舎に通っており、希望の塔に復旧・復興のシンボルの意味も加わった。

 縦20センチ横24センチの黄色いハンカチに、住民や松末小の教諭、松末にゆかりのある人々に地域への思いや被災者、支援者へのメッセージなどを書いてもらっている。

 昨年12月には松末産そば粉を使った協議会主催の「そば打ち」で、ボランティアらにハンカチを配布。「復興の願い天に届け」「好きです松末」「笑顔で共に頑張りましょう」などの言葉が寄せられた。現在は100枚程度が集まっており、協議会は「松末の思いが凝縮された希望の塔にしたい」と話している。

=2018/01/10付 西日本新聞朝刊=

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